#ない回 #ハイジ #一角獣記録
HO3とHO4の、本編開始前の年間事件 より

11:星の導きありき(殺人事件)

「旧型だから受信できないんだー😭」

時々そういう気のふれた人はいる。
信仰はものさし。属する世界がズレると正解が狂う。
星見の道具はどうか?五芒星はもはやこの世界ではタブーだ。法は正史が勝ち取ったものか?
「ただ、『帰りたい』と思って…」
凶器は木と玻璃の望遠鏡。鳥居の並ぶ屋上で、殺人者は項垂れる。
「竜脈ってご存知ですか」
「あー…風水の?」
遺体は血を流している。脈々と、降臨の儀式に必要な3リットルで呼び寄せている。
「ふうすい。そう…その程度の扱いなんですねここでは」
かけられた手錠を星空にかざして犯人は微笑んだ。
「金物はタブーです。だから帰れない…やりなおさないと」
そうして犯人は星の海に飛び込んだ。
身柄は、確保できていない。

同時刻、何体かのアンドロイドがエラーを吐いた。
奇妙な電波を受信して狂ってしまった。それらはすぐに直されたけれど。
小規模なテロも疑われたがサイバー犯罪対策室は事件性が低いと断じた。
「re:InCaさんはなんともなかったね?」
そうして冒頭に戻る。
(注:未解決事件)